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コラム

2023.07.19

Low-Eガラス(複層ガラス)のメリット・デメリット

Low-Eガラス(複層ガラス)のメリット・デメリット

最近 電気料金の値上げが著しく、お客様からの見積依頼が急増しております。

こちらの記事では光熱費を抑えて、節約しながらも快適に生活したいという方や窓リフォームをお考えの方に向けて、「Low-Eガラス」や「エコガラス」、また「Low-E複層ガラス」について詳しく紹介します。
初期コストを抑えて継続的な電気代削減をお考えの方はぜひこのコラムを参考にしていただけますと幸いです。

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【目次】

1・「Low-Eガラス」とは?
1-1・「Low-E複層ガラス」の種類
2・「エコガラス」とは?
2 -1・「エコガラス」の種類
3・普通のガラスとLow-E複層ガラスの違い
4・Low-E複層ガラスから得られる効果
5・まとめ

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■「Low-Eガラス」とは??

そもそもLow-Eガラスとは?
「Low-Eガラス」とは、通常のガラスの表面にLow-E膜といわれる特殊な薄い金属膜(酸化錫や銀)をコーティングしたガラスのことで、主に複層ガラスに用いられています。

Low-E(ローイー)は英語のLow Emissivityの頭文字をとって表記されています。日本語訳にすると「低放射」という意味になり、放射を下げる役割を果たす事が分かりますね。
金属膜が放射による熱の伝達を抑えるため、太陽の光を反射・吸収する事が出来ます。

光が直接屋内に差し込むと、部屋の中に熱がこもり、室温が上がってしまう…そんな時にLow-Eガラス!
効果として、夏のじっとりした暑さを和らげ、冬には暖房効率を高めるなど、室内の快適性を高めることが可能になるのですね。
他にも従来の複層ガラスに比べ断熱性能が高く、日射量が低減され、室温の上昇を防いでくれます。また冷暖房負荷を大きく削減することができ、数年で初期投資が回収できるメリットも。

対策をしていないと太陽の光が窓に当たり続け、上昇した熱が室内に放射され室内の温度はどんどん上昇してしまうので、うってつけの対策です。

●「Low-E複層ガラス」の種類

Low-E複層ガラスには大きく分けて2種類のタイプがあります。
1つ目は「断熱タイプ(日射取得型)」です。
冬場の断熱性をより重視したタイプのガラスとなっています。
2つ目は「遮熱タイプ(日射遮蔽型)」です。
断熱タイプ(日射取得型)とは反対に夏場の遮熱性を重視したガラスとなっています。

■「エコガラス」とは?

ではLow-Eガラスと違って「エコガラス」とは何だろう…?
実は「low-Eガラス」も「エコガラス」も同一のものを示しているのです!

 エコガラスは、一般社団法人 板硝子協会の会員であるAGC(株)、日本板硝子(株)、セントラル硝子プロダクツ(株)の3社が製造するLow-E複層ガラスの共通呼称になっています。

ですので、3社が国内で製造・販売する全てのLow-E複層ガラスを「エコガラス」と言い換えることもできる、という事ですね!簡単な呼称の為、覚えやすくもあり、親しみやすくもなっています。

●エコガラスの種類

エコガラスの中にも性能の種類があり、「エコガラス」と「エコガラスS」が存在しています。
「エコガラスS」は1枚ガラスの約5.4倍、複層ガラスの約2.6倍、エコガラスの約1.5倍の優れた断熱性能を発揮します。

「エコガラスS」は、高い断熱性能で冬期のガラス表面温度に違いが表れます。
外気温が-5℃、室内温度23℃の時にエコガラスSのガラス中央温度は約20℃あり、冬場の窓際の寒さ(コールドドラフト※)を軽減し、室内温度の低下も防ぎます。もちろんガラス表面の結露防止にも効果的です。※冷たい窓辺から発生する下降冷気のこと

またエコガラスにはエコガラスマークという、エコガラスであることを表記するマークが刻印されることになっています。
ご自宅の窓にエコガラスマークがあれば、つまり「low-E複層ガラス」が使用されています。

 

■普通のガラスとLow-E複層ガラスの違い

沢山お話してきましたが、ではそんな「Low-E複層ガラス」には一般的な「一枚ガラス」とどのような違いがあるのか?ここからはその違いの説明をしていきます。

なぜ通常のガラスより「Low-E複層ガラス」が必要か?を考える際、熱の伝わり方についてじっくり見直してみると、とても分かりやすいです。
そもそも熱の伝わり方には、「伝導」・「対流」・「放射」の3種類が存在しています。

次のイメージはそれぞれの熱の伝わり方です。

・伝導:熱や電気が物体内を移動すること。

例:ホットカーペットや湯たんぽなど、触ったところだけあたたかさを感じるのは伝導によるもの。

・対流:液体や気体が循環して熱が移動すること

例:エアコンによる冷暖房は対流によるもの。あたためられた(冷やされた) 風が人に熱を伝えます。 

・放射:赤外線によって熱が運ばれる現象

例:身近な分かりやすいものだと「太陽」です。実際に触れてはいないのに暖かく感じるもの。

そして、「ガラス」・「Low-E複層ガラス」は、この熱の伝わり方に対する効果がまったく異なっているのです

通常のガラスは、ただのガラスなので沢山熱を伝えてしまいます。
その点「Low-E複層ガラス」は、Low-E膜の働きにより赤外線を吸収・反射するので、「放射」に対しても有効です。

■Low-E複層ガラスのメリット・デメリット

Low-E複層ガラスの性能や効果についてなんとな〜くご理解していただけたところで、Low-E複層ガラスのメリット・デメリットをより掘り下げてご紹介したいと思います。

メリット

①光熱費を削減できる

「遮熱タイプ」の場合は、窓から侵入してくる太陽の熱、いわゆる日射熱を遮るので、冷房効率を高め涼しい室内環境をつくってくれます。

「断熱タイプ」の場合は、部屋の熱が逃げにくく、かつ室外からの冷気も室内に侵入しづらくなるため、一定の温度でも暖房効果が高まり、お部屋の暖かさが向上し、足元の冷え感が和らぎます。

一年中、冷房や暖房機の温度を保てるため、光熱費の節約に繋がります!

②防犯性が高い

low-eペアガラスは2枚のガラスを使用するため、1枚ガラスよりも防犯性が高いのが特徴的です。
空き巣は住宅に侵入するまで時間のかかる窓を避け、できるだけ窓ガラスを割りやすい所を狙います。
low-eペアガラスの中には、防犯性を高めた3枚ガラスもあるので、空き巣被害に遭うのが心配な住宅におすすめです。

③結露が発生を抑える

冬の時期に多く発生する結露を大幅に減らすことが可能です。

結露とは寒い時期になると窓によく見かけるようになる室内と室外の気温差によって生じる現象。
結露は放置しておくとカビや窓周辺の木材を腐らせるといった影響があり、菌の繁殖によって身体の健康にも害を及ぼします。
「Low-E複層ガラス」は2枚ガラス構造で間に中間層が存在します、この事から1枚ガラスと違って気温差を作りにくい構造になっています。

デメリット

初期費用が高い

普通の複層ガラスと比較すると割高となるため、導入費用がかかります。
Low-E複層ガラスはガラスの数が多い事や特殊加工によって、1枚あたりの費用が高く、費用相場はガラスのサイズや厚さによって異なります。

設置の為の費用や既存ガラスの撤去費なども発生するため、業者へ依頼する前に、見積もりで確認・相談する事をオススメいたします。

■まとめ

いかがでしたでしょうか。

「電気代削減対策でいろいろ気になっていたけど、どんな対策をしたらいいのか、どこの施工会社がいいのかわからないから動かなかった」と思案中の皆様。
真っ最中の電気料金の値上げも含め、今後も起こりうる大地震や電力逼迫状態に備えるため。「リスクマネージメント」しての省エネ・エコ・節電対策を継続的に取るために、Low-E複層ガラスや窓ガラスフィルムを是非この機会にご自宅に取り入れてみてください。

お宅の間取りなどを拝見し、最適なご提案、その良し悪しをご納得いただいたうえでご契約。すぐ施工に取り掛かり、快適な日常をお過ごしいただけます。
もちろん、お見積りは無料。まずはお悩みをお聞かせください。最良の施工をリーズナブルに、施工技能士の国家資格を持った職人が手掛けます。

電気代削減、そして暑い夏に備えて、快適に過ごすおうち時間をぜひ手に入れてくださいね。

Low-Eガラス(エコガラス)ってどんなガラス?に興味をもっていただけましたら引き続きHP、InstagramやFacebookのSNSも発信中ですので是非ご覧ください。

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