ダイノックシートとリアテックシートの違いとは?プロが教える化粧シートの選び方と施工のポイント
内装リフォームやリノベーションを検討されている方なら、「ダイノックシート」や「リアテックシート」という名前を耳にしたことがあるのではないでしょうか。これらは共に、壁や家具、建具などに貼り付けることで、まるで本物の木材や石材のような質感を再現できる化粧フィルムです。しかし、両者には明確な違いがあり、それぞれに特徴やメリット、そして最適な使用場面が存在します。
本記事では、ガラスフィルム施工に特化した内装のプロフェッショナルである株式会社豊絆が、ダイノックシートとリアテックシートの違いを徹底的に解説いたします。また、これらの化粧フィルムの特性を理解することで、なぜホームセンターで購入したシートを自分で貼るよりも、プロに依頼することが重要なのかについても詳しくお伝えします。
化粧シートとは?内装業界で注目される理由
化粧シートとは、塩化ビニル樹脂などの素材をベースに、表面に木目や石目、金属、レザーなどのデザインをプリントし、裏面に粘着剤を塗布したシート状の建材です。壁紙クロスとは異なり、より高い耐久性と防水性を備えており、様々な場所に施工できる点が大きな特徴となっています。
従来のリフォームでは、壁を塗装したり、本物の木材や石材を使用したりすることが一般的でした。しかし、これらの方法はコストが高く、工期も長くかかるというデメリットがありました。一方、化粧シートは比較的安価で、短期間での施工が可能です。さらに、本物と見間違えるほどのリアルな質感を再現できることから、近年のリフォーム市場で注目を集めています。
化粧シートの代表的な製品として、3M社が販売する「ダイノックシート」と、サンゲツが展開する「リアテックシート」があります。これらは内装業界では非常に高い知名度を誇り、オフィスビルや商業施設、住宅など、幅広い場所で採用されています。
ダイノックシートの特徴と魅力
ダイノックシートとは
ダイノックシート(Di-Noc Sheet)は、世界的な総合素材メーカーである3M社が開発・販売している粘着剤付き化粧シートです。3M社は、テープやフィルム、研磨材など、様々な産業資材を手がける企業として知られており、その技術力の高さは世界中で認められています。
ダイノックシートは1960年代に誕生し、以来50年以上にわたって改良が重ねられてきました。現在では、その豊富なデザインバリエーションと高い品質から、「化粧シート」という製品カテゴリーそのものの代名詞として使われることもあります。
ダイノックシートの構造
ダイノックシートは、主に以下の層で構成されています。
- 表面層(トップコート):傷や汚れから守る保護層
- デザイン層(プリント層):木目や石目などのデザインが印刷された層
- 基材層(塩化ビニル樹脂):シートの本体となる層
- 粘着剤層:施工面に接着するための粘着剤
- 剥離紙:施工時に剥がす保護紙
この多層構造により、美しいデザイン性と高い機能性を両立しているのがダイノックシートの特徴です。
ダイノックシートの豊富なデザイン
ダイノックシートの最大の魅力の一つが、その圧倒的なデザインバリエーションです。現在、1,000種類以上のデザインが用意されており、用途やコンセプトに応じて自由に選択することができます。
主なデザインカテゴリー
- ウッド(木目調):ウォールナット、オーク、チーク、メープルなど、様々な樹種を再現
- ストーン(石目調):大理石、御影石、コンクリート、タイルなどの質感
- メタル(金属調):ステンレス、アルミ、ブラッシュドメタル、真鍮など
- ソリッドカラー(単色):マットな質感から光沢のあるものまで多彩な色展開
- レザー(革調):本革のような質感を再現
- ファブリック(布地調):織物の風合いを表現
- 和柄:畳や和紙などの日本的なデザイン
- アブストラクト:幾何学模様やオリジナルデザイン
特に木目調デザインは、本物の木材と見分けがつかないほどの再現度を誇り、高級感のある空間づくりに最適です。また、エンボス加工(凹凸加工)が施されているものも多く、視覚だけでなく触覚でもリアルな質感を楽しむことができます。
ダイノックシートの優れた性能
ダイノックシートは、デザイン性だけでなく、機能面でも優れた特性を持っています。
1. 高い耐久性
ダイノックシートは、通常の壁紙クロスと比較して約2倍以上の耐用年数を誇ります。壁紙クロスの一般的な耐用年数が5〜6年程度であるのに対し、ダイノックシートは平面施工で10年以上、適切なメンテナンスを行えば15年以上の使用が可能です。
表面の保護層が非常に強固であるため、日常的な傷や擦れに強く、人の出入りが多いオフィスや商業施設でも美しい状態を長期間保つことができます。
2. 優れた防水性・耐水性
ダイノックシートは防水性に優れているため、水回りでも安心して使用できます。キッチンの壁面や扉、洗面所の壁、さらには浴室の一部(直接水がかからない部分)にも施工可能です。
水をこぼしてもシートが水分を吸収することがないため、シミになりにくく、拭き取るだけで簡単にお手入れができます。また、カビや細菌の繁殖も抑制できるため、衛生面でも優れています。
3. 耐候性の高さ
屋外垂直面にも施工できる「高耐候性ダイノックシート」もラインナップされています。紫外線による色褪せや劣化に強く、屋外の看板やエントランス扉などにも使用されています。
4. 柔軟性と施工性
ダイノックシートは柔軟性が高く、曲面や角部分にも比較的容易に施工できます。ヒートガン(熱風機)で適度に加熱することで、さらに伸縮性が増し、複雑な形状にもフィットさせることができます。
この特性により、平面だけでなく、家具のRコーナーや柱の曲面、階段の蹴込み部分など、様々な場所への施工が可能となっています。
5. 環境への配慮
ダイノックシートは、従来の塗装やクロス貼り替えと比較して、工事時の廃材やVOC(揮発性有機化合物)の発生が少ないという特徴があります。既存の壁や家具を撤去することなく、上から貼るだけでリフォームできるため、環境負荷を低減できます。
また、F☆☆☆☆(エフフォースター)規格を取得している製品も多く、室内空気環境にも配慮されています。
ダイノックシートの施工場所
ダイノックシートは、その高い性能から様々な場所に施工できます。
- 壁面:オフィスやショップの壁、住宅のアクセントウォール
- 建具:ドア、扉、間仕切り、エレベーターの内装
- 家具:デスク、収納棚、キッチンキャビネット
- 什器:カウンター、レセプションデスク、展示台
- 天井:デザイン天井、梁の装飾
- 柱:構造柱の化粧仕上げ
特にオフィスのリニューアルや店舗のリブランディングなど、短期間でイメージを一新したい場合に威力を発揮します。
ダイノックシートの価格帯
ダイノックシートの価格は、デザインやグレードによって異なりますが、一般的には1平方メートルあたり材料費で3,000円〜8,000円程度が相場となっています。これに施工費が加わり、トータルでは1平方メートルあたり8,000円〜15,000円程度が一般的な目安です。
高機能な製品や特殊デザインの場合は、さらに高額になることもありますが、本物の木材や石材を使用した場合と比較すれば、非常にコストパフォーマンスが高いと言えます。
リアテックシートの特徴と魅力
リアテックシートとは
リアテックシート(REATEC)は、国内最大手のインテリア専門商社であるサンゲツ株式会社が販売する粘着剤付き化粧フィルムです。サンゲツは、壁紙やカーテン、床材など、室内装飾に関する幅広い製品を取り扱っており、その豊富な知見が活かされた製品となっています。
リアテックシートは、インテリアコーディネートの観点から開発されており、他のサンゲツ製品(壁紙や床材など)との相性も考慮されたカラーバリエーションが特徴です。内装全体のトータルコーディネートを重視する方に特におすすめの製品と言えます。
リアテックシートの構造
リアテックシートも、基本的にはダイノックシートと同様の多層構造を持っています。
- 表面層:保護コーティング
- デザイン層:柄がプリントされた層
- 基材層:塩化ビニル樹脂
- エア・スルー加工粘着剤層:空気を逃がしやすい特殊粘着剤
- 剥離紙:保護紙
特に注目すべきは「エア・スルー加工」が施された粘着剤です。これにより、施工時に空気が入り込んでも、比較的簡単に抜くことができる設計になっています。
リアテックシートのデザインバリエーション
リアテックシートも、ダイノックシートに匹敵する豊富なデザインラインナップを誇ります。主なカテゴリーは以下の通りです。
主なシリーズ
- RW(リアテック・ウッド)シリーズ:高級木目調、最もリアルな質感
- TC(テクスチャー・コレクション)シリーズ:中価格帯、バランスの良い製品
- BC(ベーシック・コレクション)シリーズ:ローコストで豊富なラインナップ
- マットウッドシリーズ:光沢を抑えた自然な木目表現
- 高耐候リアテックシリーズ:屋外使用に対応した高性能タイプ
- 抗菌・防カビタイプ:水回りに適した衛生的な製品
特に木目調のBC(ベーシック・コレクション)シリーズだけでも68種類のラインナップがあり、予算や用途に応じて選べる柔軟性が魅力です。
リアテックシートの優れた性能
リアテックシートも、高い機能性を備えています。
1. 耐久性
リアテックシートの耐用年数も10年程度とされており、通常の壁紙クロスと比較して優れた耐久性を持っています。日常的な使用による擦れや傷にも強く、長期間美しい状態を維持できます。
2. 高耐候性
「高耐候リアテック」シリーズは、表面に紫外線を吸収する特殊フィルムを採用しており、屋外垂直面でも約10年の耐候性が期待できます。また、「玄関ドアフィルム」シリーズは約5年の耐候性があり、住宅の玄関扉のリフォームに最適です。
3. 防水性・耐水性
リアテックシートも優れた防水性を持ち、キッチンや洗面所などの水回りへの施工が可能です。特に「抗菌・防カビタイプ」は、浴室への施工にも対応しており、水分が多い環境でもカビの発生を抑制できます。
4. 施工性の良さ
エア・スルー加工が施された粘着剤により、施工時に空気が入っても抜きやすい設計になっています。また、リアテックシートは裏面に溝加工が施されており、これが空気の逃げ道となるため、気泡が残りにくいという特徴があります。
5. メンテナンスの容易さ
表面が滑らかで汚れが付きにくく、万が一汚れても水拭きで簡単にお手入れができます。油汚れや食べこぼしなども、中性洗剤を使えば綺麗に落とすことができます。
リアテックシートの施工場所
リアテックシートも、様々な場所に施工可能です。
- 壁面:リビング、寝室、子供部屋などの住宅内装
- 建具:室内ドア、収納扉、建具枠
- 家具:キッチンキャビネット、洗面化粧台、収納家具
- 店舗什器:レジカウンター、陳列棚、ディスプレイ台
- 玄関ドア:住宅の玄関扉(専用シリーズ使用)
- 階段:蹴込み板、側板
特に住宅のリフォームやマンションのリノベーションにおいて、幅広く採用されています。
リアテックシートの価格帯
リアテックシートの価格は、シリーズによって異なります。
- BCシリーズ:1平方メートルあたり材料費2,000円〜4,000円程度
- TCシリーズ:1平方メートルあたり材料費3,000円〜5,000円程度
- RWシリーズ:1平方メートルあたり材料費4,000円〜7,000円程度
施工費を含めたトータルコストは、1平方メートルあたり6,000円〜12,000円程度が一般的な相場です。ダイノックシートと比較すると、やや安価な傾向にあります。
ダイノックシートとリアテックシートの違いを徹底比較
ここまで、ダイノックシートとリアテックシートそれぞれの特徴を見てきました。では、両者の具体的な違いはどこにあるのでしょうか。詳しく比較していきましょう。
製造メーカーの違い
最も基本的な違いは、製造・販売しているメーカーです。
- ダイノックシート:3M社(アメリカの総合素材メーカー)
- リアテックシート:サンゲツ株式会社(日本のインテリア専門商社)
3M社は工業用テープやフィルム、研磨材など、幅広い産業資材を手がけるグローバル企業です。一方、サンゲツは壁紙やカーテン、床材などのインテリア製品に特化した国内企業です。
この企業文化の違いが、製品のコンセプトにも反映されています。ダイノックシートは「高性能な工業製品」としての側面が強く、リアテックシートは「インテリアコーディネートの一部」としての位置付けが強いと言えます。
デザインバリエーションの違い
両製品とも豊富なデザインラインナップを持っていますが、その傾向には違いがあります。
ダイノックシート
- 総数1,000種類以上
- 商業施設やオフィスビルでの使用を想定した洗練されたデザイン
- メタリックやアブストラクトなど、モダンで先進的なデザインが豊富
- グローバル市場を意識した普遍的なデザイン傾向
リアテックシート
- 総数約700〜800種類
- 住宅やマンションでの使用を想定した親しみやすいデザイン
- 他のサンゲツ製品(壁紙、床材など)とのコーディネートを考慮したカラー展開
- 日本市場に特化した、和のテイストも取り入れたデザイン
どちらが優れているというわけではなく、使用する場所や目的に応じて選ぶことが重要です。
価格の違い
一般的に、ダイノックシートの方がリアテックシートよりも価格が高い傾向にあります。
材料費の比較(1平方メートルあたり)
- ダイノックシート:3,000円〜8,000円
- リアテックシート:2,000円〜7,000円
ダイノックシートの方が約1.2〜2倍程度の価格設定となっていることが多いです。これは、3M社の高い技術力とブランド価値、そして長年の実績が反映された結果と言えます。
ただし、価格差は製品のグレードやデザインによって異なり、リアテックシートの最高級RWシリーズとダイノックシートの標準グレードでは、価格が逆転することもあります。
施工性の違い
施工のしやすさについては、一般的にダイノックシートの方がやや優れていると評価されることが多いです。
ダイノックシートの施工特性
- フィルムが柔らかく、伸びやすい
- 曲面や角部分への追従性が高い
- ヒートガンでの加熱に対する反応が良好
- 空気を抜きやすい粘着剤
リアテックシートの施工特性
- ダイノックと比較するとやや硬めの質感
- エア・スルー加工により気泡が抜きやすい設計
- 裏面の溝加工が空気の逃げ道になる
- 平面への施工は非常にスムーズ
施工の難易度としては、平面への貼り付けであればリアテックシートも非常に施工しやすいのですが、複雑な曲面や細かい部分への施工では、ダイノックシートの柔軟性が有利に働きます。
耐久性と性能の違い
耐久性については、両製品とも優れた性能を持っていますが、細かく見ると違いがあります。
耐用年数
- ダイノックシート:10〜15年以上
- リアテックシート:10年程度
耐候性(屋外使用時)
- ダイノックシート(高耐候タイプ):10年以上
- リアテックシート(高耐候タイプ):約10年
- リアテックシート(玄関ドア用):約5年
耐摩耗性 ダイノックシートの方が、高頻度で接触する場所(ドアノブ周辺、カウンター天板など)での耐摩耗性がやや優れているとされています。
耐薬品性 両製品とも一般的な洗剤やアルコールには強いですが、ダイノックシートの方が産業用途での使用を想定しているため、より幅広い薬品に対応しています。
ブランド力と知名度の違い
内装業界における認知度では、ダイノックシートの方が歴史が長く、「化粧シート=ダイノックシート」という認識が広まっています。実際、リアテックシートなど他社製品を使用している場合でも、「ダイノックで仕上げました」と言われることがあるほどです。
一方、リアテックシートは国内のインテリア業界では非常に高い知名度を持ち、サンゲツの他製品と組み合わせたトータルコーディネートの提案がしやすいという強みがあります。
適した使用場所の違い
両製品の特性を踏まえると、以下のような使い分けができます。
ダイノックシートが適している場所
- オフィスビルや商業施設などの商業空間
- 高級感や先進性を求められる空間
- 曲面や複雑な形状が多い場所
- 高頻度で接触される場所(ドア、カウンターなど)
- 屋外使用が想定される場所
リアテックシートが適している場所
- 住宅やマンションなどの居住空間
- 壁紙や床材とトータルコーディネートしたい空間
- コストパフォーマンスを重視したリフォーム
- 平面が多い施工場所
- 玄関ドアなどの住宅建具
なぜホームセンターのDIYではなく、プロに依頼すべきなのか
近年、ホームセンターやインターネット通販で化粧フィルムを購入し、自分でDIYする方が増えています。確かに材料費だけを見れば、プロに依頼するよりも安く済むように思えます。しかし、化粧フィルムの施工は見た目以上に高度な技術が必要であり、素人施工では多くの失敗やトラブルが発生するリスクがあります。
ここでは、プロに依頼すべき理由を詳しく解説します。
DIY施工の失敗例とリスク
1. 気泡や空気の残り
化粧シートを貼る際、最も多い失敗が気泡の残りです。貼り付け時に空気が入り込むと、表面に小さな膨らみができてしまいます。これを完全に取り除くには、適切な工具(スキージーなど)と熟練の技術が必要です。
DIYで貼った場合、小さな気泡が無数に残ってしまい、見た目が非常に悪くなります。また、気泡の中に空気だけでなく埃やゴミが入り込んでいる場合、時間が経つと黒く目立つようになります。
2. シワやたるみの発生
化粧シートは柔軟性がある反面、適切な張力で貼らないとシワやたるみが発生します。特に広い面積を一人で施工しようとすると、シートが重みで垂れ下がり、波打ったような仕上がりになってしまいます。
プロは二人一組で作業し、常に適切なテンション(張り具合)を保ちながら施工します。この絶妙な力加減は、経験によって培われるものです。
3. 剥がれや浮きの問題
最も深刻な失敗が、施工後にシートが剥がれてくる現象です。これは主に下地処理が不十分だったことが原因です。
化粧シートを貼る前には、施工面の汚れや油分を完全に除去し、必要に応じてプライマー(下地材)を塗布する必要があります。また、施工面に凹凸がある場合は、パテで平滑にする作業も必要です。
DIYでこれらの下地処理を適切に行うことは非常に難しく、見た目は綺麗に貼れたように見えても、数週間後や数ヶ月後に端から剥がれてくることがよくあります。
4. 継ぎ目の目立ち
広い面積に施工する場合、複数枚のシートを継ぎ合わせる必要があります。この継ぎ目を目立たなくするには、柄合わせの技術と、微妙な重ね方の調整が必要です。
DIYでは継ぎ目が大きく目立ってしまったり、逆に隙間ができてしまったりすることが多く、一枚のシートで仕上げたような美しい仕上がりにはなりません。
5. 曲面や角部分の失敗
平面への施工でさえ難しいのに、曲面や角部分になるとさらに高度な技術が求められます。適切な温度でヒートガンを使い、シートを伸ばしながら密着させる作業は、まさに職人技です。
DIYでは、角部分でシートが破れてしまったり、十分に密着せずに浮いてしまったりすることが頻繁に起こります。
6. 下地の影響による凹凸
化粧シートは非常に薄い素材(約0.2mm)であるため、下地の凹凸がそのまま表面に現れてしまいます。既存の壁や家具に小さな傷や凹みがある場合、それが透けて見えてしまうのです。
プロは施工前に入念に下地をチェックし、必要に応じてパテ処理やサンディング(研磨)を行います。この下地処理の品質が、最終的な仕上がりの美しさを大きく左右します。
7. 施工後の早期劣化
適切な施工が行われていない場合、本来10年以上持つはずの化粧シートが、わずか数年で劣化してしまうことがあります。特に端部の処理が不十分だと、そこから水分が侵入してシート全体が浮いてきたり、カビが発生したりします。
ホームセンターのシートとプロ仕様品の違い
ホームセンターやオンラインショップで販売されている化粧フィルムは、一見するとダイノックシートやリアテックシートに似ていますが、実は品質に大きな差があります。
1. 素材の品質
プロ仕様の化粧シートは、耐久性を重視した高品質な塩化ビニル樹脂を使用していますが、低価格品は薄く、柔らかすぎる素材を使っていることがあります。そのため、施工中に破れやすく、施工後も早期に劣化しやすいのです。
2. 粘着剤の性能
ダイノックシートやリアテックシートの粘着剤は、初期粘着力と長期保持力のバランスが最適化されています。貼り直しがある程度可能でありながら、一度定着すれば長期間剥がれないという特性があります。
一方、安価な製品は粘着力が弱すぎて剥がれやすかったり、逆に強すぎて貼り直しができなかったりします。
3. デザインの質
プロ仕様品は、本物と見間違えるほどの高精細なプリントとエンボス加工が施されていますが、低価格品は印刷の解像度が低く、近くで見ると明らかに安っぽく見えてしまいます。
特に木目調や石目調では、この差が顕著に現れます。遠目には良く見えても、日常的に接する場所に貼ると、その違いが気になってしまうでしょう。
4. 耐久性と保証
ダイノックシートやリアテックシートには、明確な耐用年数や性能データが公開されており、プロによる施工であれば施工保証も付きます。しかし、ホームセンターの製品は、そうした保証がないことがほとんどです。
プロに依頼するメリット
1. 美しい仕上がり
プロの施工は、まるで最初からそういう素材でできていたかのような、シームレスで美しい仕上がりになります。継ぎ目も目立たず、気泡もなく、まっすぐで均一な表面が実現されます。
この美しさは、毎日見る空間において、大きな満足感をもたらします。
2. 長期的な耐久性
適切な下地処理と正確な施工技術により、化粧シート本来の耐久性能を最大限に引き出すことができます。10年以上美しい状態を保つことができれば、結果的にコストパフォーマンスは非常に高くなります。
3. 時間と労力の節約
DIYで化粧シートを貼る場合、下地処理から施工まで、慣れない作業に膨大な時間がかかります。さらに、失敗して貼り直しとなれば、材料費も無駄になってしまいます。
プロに依頼すれば、短時間で確実に美しく仕上げてもらえます。その時間を他のことに使えると考えれば、決して高い投資ではありません。
4. 適切な製品選択のアドバイス
プロは、施工場所の状態や使用目的、予算に応じて、最適な製品を提案できます。ダイノックシートとリアテックシートのどちらが適しているか、どのグレードを選ぶべきか、といった判断は、豊富な経験があってこそできるものです。
5. 施工保証とアフターフォロー
プロによる施工には、通常保証が付いています。万が一、施工後に剥がれや不具合が発生した場合でも、無償で修理してもらえる安心感があります。
また、メンテナンス方法や注意点についても、適切なアドバイスを受けることができます。
6. 安全性の確保
化粧シートの施工では、ヒートガンや鋭利なカッターを使用します。これらの工具の扱いに慣れていないと、火傷や怪我のリスクがあります。プロは安全に作業を行うための知識と技術を持っています。
コストの比較:本当にDIYは安いのか?
表面的には、DIYの方が安く見えますが、実際にはどうでしょうか。
DIYの場合のコスト
- 化粧シート材料費:1平方メートルあたり1,000円〜3,000円
- 必要な工具(スキージー、カッター、定規、ヒートガンなど):5,000円〜15,000円
- 失敗時の材料費ロス:予測不可能
- 作業時間:初心者は1平方メートルあたり2〜4時間以上
プロに依頼した場合のコスト
- 施工費込み:1平方メートルあたり6,000円〜15,000円
- 施工時間:1平方メートルあたり30分〜1時間程度
- 施工保証付き
- 失敗リスクなし
一見するとDIYの方が安そうですが、失敗して貼り直すことになれば、材料費が2倍、3倍とかかります。さらに、時間的コストや仕上がりの品質を考慮すれば、最初からプロに依頼した方が、トータルでは賢い選択と言えるでしょう。
株式会社豊絆がお手伝いできること
株式会社豊絆は、ガラスフィルム施工に特化した内装のプロフェッショナル集団です。化粧シートの施工においても、豊富な経験と高い技術力を持っています。
私たちの強み
1. 専門知識に基づく最適な提案
お客様のご要望をしっかりとヒアリングし、施工場所の特性や予算に応じて、ダイノックシートとリアテックシートのどちらが最適かをご提案いたします。また、豊富なサンプルの中から、空間のコンセプトに合ったデザインを一緒に選んでいただけます。
2. 高品質な施工技術
長年の経験で培った確かな技術により、継ぎ目が目立たず、気泡もない美しい仕上がりを実現します。特に曲面や角部分など、難易度の高い箇所でも、まるで一体成型されたかのような美しい仕上がりをお約束します。
3. 丁寧な下地処理
仕上がりの美しさを左右する下地処理を、手抜きすることなく丁寧に行います。施工面の清掃、パテ処理、プライマー塗布など、見えない部分にこそ時間をかけ、長期的な品質を確保します。
4. 短期間での施工
プロの技術により、お客様の生活や営業への影響を最小限に抑えながら、短期間で施工を完了いたします。店舗やオフィスの場合、営業時間外での作業も可能です。
5. アフターフォローと保証
施工後も安心してご使用いただけるよう、適切なメンテナンス方法をお伝えするとともに、万が一の不具合にも迅速に対応いたします。
こんな場所の施工が可能です
- オフィスのエントランスや会議室の壁面
- 店舗のカウンターや什器
- 住宅のキッチン扉やリビングの壁
- マンションの玄関ドアや収納扉
- 商業施設の柱や間仕切り
- 医療施設や教育施設の内装
お問い合わせからの流れ
- お問い合わせ:お電話またはメールでお気軽にご連絡ください
- 現地調査:施工場所を拝見し、最適なプランをご提案します
- お見積もり:詳細なお見積もりを無料で作成いたします
- サンプル確認:実際のサンプルをご覧いただき、デザインを決定します
- 施工日程調整:お客様のご都合に合わせてスケジュールを組みます
- 施工:熟練の職人が丁寧に作業を行います
- お引き渡し・アフターフォロー:仕上がりをご確認いただき、メンテナンス方法をご説明します
まとめ:理想の空間づくりはプロにお任せください
ダイノックシートとリアテックシートは、どちらも優れた化粧シートであり、適切に使用すれば空間を劇的に変える力を持っています。両者の違いを理解し、使用場所や目的に応じて選択することが重要です。
しかし、どんなに優れた材料を選んでも、施工技術が伴わなければ、その性能を十分に発揮することはできません。ホームセンターで材料を購入してDIYすることは一見経済的に思えますが、失敗のリスクや仕上がりの品質を考えると、最初からプロに依頼することが、最も賢明で経済的な選択と言えます。
株式会社豊絆は、お客様の理想の空間づくりを、確かな技術と豊富な経験でサポートいたします。ダイノックシートやリアテックシートを使った内装リフォームをお考えの際は、ぜひ私たちにご相談ください。無料でお見積もりいたします。
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【抗菌・抗ウィルスフィルム】の取り扱いも始まりました!
~株式会社 豊絆~
愛知県大府市北山町1-45
📞0120-542-205
(直通)090-9191-8730
📠052-308-5063
代表取締役 増山武志
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他にも⬇️⬇️
デザインフィルムも看板シートもやってます。
デザインのご相談も承ります!
⭕窓ガラスフィルム/化粧 (デザイン)シート施工
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(個人〜 官公庁まで)
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これらの情報を参考にしました。
[1] 株式会社 豊絆 – 飛散防止(安全対策) | 実績紹介カテゴリー (https://film-key.com/contentcategory/shatter)
[2] 株式会社 豊絆 – 遮熱フィルム(暑さ・寒さ対策) | 実績紹介カテゴリー (https://film-key.com/contentcategory/thermal)
[3] Facebook · 株式会社 豊絆 – 株式会社 豊絆 (https://www.facebook.com/p/%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE-%E8%B1%8A%E7%B5%86-100063563321378/?locale=ja_JP)
[4] エキテン – 株式会社豊絆(LIFE KEY SUPPORT) (https://www.ekiten.jp/shop_56154837/review/)
[5] 株式会社 豊絆 – 飛散防止フィルム (https://film-key.com/products/shatterproof)
[6] 株式会社 豊絆 – 断熱フィルム | 株式会社 豊絆(ライフ・キー・サポート) (https://film-key.com/products/insulation)
[7] Facebook · 株式会社 豊絆 – 株式会社 豊絆 (https://www.facebook.com/p/%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE-%E8%B1%8A%E7%B5%86-100063563321378/?locale=ja_JP)
[8] エキテン – 株式会社豊絆(LIFE KEY SUPPORT) (https://www.ekiten.jp/shop_56154837/review/)
[9] 株式会社 豊絆 – 株式会社 豊絆(ライフ・キー・サポート) (https://film-key.com/)
[10] 株式会社 豊絆 – 飛散防止(安全対策) | 実績紹介カテゴリー (https://film-key.com/contentcategory/shatter)
[11] houban.co.jp – 愛知でフィルム・クリーニング・イベントの事なら株式会社豊 … (https://houban.co.jp/)
[12] Facebook · 株式会社 豊絆 – 株式会社 豊絆 (https://www.facebook.com/p/%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE-%E8%B1%8A%E7%B5%86-100063563321378/?locale=ja_JP)
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